瓜二つ! 米ジャイアンツ右腕の10歳息子が父のフォームを完全コピー
ジョニー・クエト父子が微笑ましい団らんの中で披露
親の背を見て子は育つ、というが、それを文字通り実践しているのが、米ジャイアンツ右腕ジョニー・クエト父子だ。10歳になる長男ジョニー・クエトJr.君が、父の投球フォームを完全コピーして投げる様子を、MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」が伝えている。
22日(日本時間23日)本拠地でのパドレス戦の前、全体練習が始まる前に、2人の息子を球場に連れてきたクエトは、一緒にランニングをしたり、キャッチボールをしたり、親子水入らずの時間を楽しんだという。ドミニカ共和国で育ったクエトにとって、自分の父親とともにメジャー球場のグラウンドで練習することは叶わなかった夢。そこで自分の子供たちとは出来る限り、グラウンドで過ごす時間を作っているそうだ。
クエトといえば、日本でもよく知られているのが、投球動作中に身体をくねらせたり、背中を波打たせたりしながら、打者のタイミングを外す独特な投球フォームだ。投球動作に入った後、右足で一本立ちになったところでタイミングをずらすのだが、そのバランス感覚はメジャー広しと言えど誰も真似できない。
それを完璧にコピーしてみせたのがジョニーJr.君だ。弟ジョアンデ君とキャッチボールをする時、ややトルネード投法気味に投げる方向へ背中を向けたながら左足を上げて右足で一本立ちになると、背中をクネクネっとさせた後にボールをリリース。見事弟の構えたミットの中に収まった。
今から10年後、父の投球フォームをマスターしたジョニーJr.君が、メジャーのマウンドに上がる日がやってくるかもしれない。