19歳で最速169キロ… 米学生左腕の剛球動画にMLB公式も釘付け「瞬き禁止」

サンジャシント短期大学のルーク・リトル投手(画像はスクリーンショット)
サンジャシント短期大学のルーク・リトル投手(画像はスクリーンショット)

169キロをマークしたルーク・リトルをMLB公式注目「瞬きをしてはならぬ」

 まさに全米注目の逸材だ。最速169キロを叩き出したテキサス州サンジャシント短期大学(ジュニアカレッジ)のルーク・リトル投手を大リーグ公式サイトが注目。「MLBドラフトのプロスペクトが105マイルの直球を見せつける」とのタイトルで特集した。

 19歳のリトルはこれまでに102マイル、103マイルの投球動画を自身のツイッターに投稿。8日(日本時間9日)に投稿した動画ではスピードガンに105マイル(約169キロ)と表示される驚異の剛速球を投じていた。MLB公式は「試合ではなく、ブルペン投球でのことだ。瞬きは禁止だ。さもないとこれを見逃してしまうかもしれない」と注目。さらにリトル投手は身長203センチ。現役選手でも5人しかいない超大型選手であることを伝えた。

 昨季のメジャー最速はカージナルス・ヒックスが5月31日のカブス戦で記録した104.3マイル(約168キロ)。メジャーで最後に105マイルを記録したのは2年前の2018年5月20日のフィリーズ戦で登板したヒックスだった。MLB公式は屈強なメジャーリーガーが約2年間出していない剛速球であると伝えた。さらに、20年のアマチュア有望株ランキングで150位以内には入っていないこと、160キロに迫る剛速球を武器に歴代最多7度のサイ・ヤング賞を受賞したロジャー・クレメンスを輩出した短期大学であることも伝えた。

「試合中にも102マイル(約164キロ)を記録した。今回のドラフト年代の左腕の中で最速となっている。打者たちは注意すること。リトルが来るぞ」

 もちろん、ブルペンで169キロを投じたリトルの最速球は公式記録にはならない。それでも……。今年6月のドラフト候補左腕の圧巻の投球はもちろん、人類史上初の170キロ到達を期待したくなる。

(Full-Count編集部)

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