韓国プロ野球は「すごく良くやっている」 元DeNA助っ人が語る無観客試合の今
無観客、チアリーディング、ファンの写真付きバナー…ロマックが語るKBOの現状
元DeNAで、韓国プロ野球(KBO)のSKワイバーンズに所属するジェイミー・ロマック外野手が一足早く開幕を迎えた韓国プロ野球の現状をカナダ地方紙「カルガリー・サン」に語っている。
ロマックは「韓国はこのパンデミックに非常に上手く対処した。世界のプロスポーツの状況を考えると、感謝の気持ちを持ちながらプレーしている」と、台湾に続いて開幕を迎えられた心境を吐露。ホームスタジアムの外野席には全てファンの写真付きのバナーがあること、チアリーダーは通常通りパフォーマンスをしていること、スタジアムは無観客だが音楽は流れていることなどを明かし「彼らは、なんとか普通の試合のような雰囲気を作り出そうとしていて、すごく良くやっているよ」と語っている。
開幕を迎えたものの、無観客での試合が続く。韓国で4年目を迎えるロマックは「KBOは元気いっぱいのファンで有名だから、いつものようにエキサイティングにはならない」としたものの、「でも、それが長く続くとは思わないよ。今後の数週間で彼らはファンを球場に入れ始めるみたいだ。そこから徐々に増やして行くらしい」と今後の展望についても明かした。
「韓国と日本では、スタジアムのファンからエキサイティングで素晴らしい経験をさせてもらった。東京に行って、横浜ベイスターズで初めて4万5000人の観衆を前にプレーしたことは一生忘れることができない思い出だよ。そこには、深い歴史と伝統があって、それを感じるよ」と日本時代のことも語ったロマック。韓国での日々について「すごく楽しいよ。プレー出来ることからくるアドレナリン、緊張、興奮、そんな状態で毎日目覚める。すごくスリルがある生活さ」と話している。
(Full-Count編集部)