名手マチャドから驚愕併殺が完成「普通の三塁手なら二塁に送球すらしない」
三塁名手が美技→痛烈送球→二塁手が片足立ち送球、「グレート」併殺打に称賛の声
ア・リーグNO1三塁手の呼び声高いオリオールズのマニー・マチャド内野手が、驚異的なダブルプレーを完成させた。
24日(日本時間25日)の敵地レイズ戦。ゲームが始まったばかりの初回に美技が飛び出した。1死一塁の場面で、レイズの主砲ロンゴリアが右腕ゴースマンのスライダーを捉えると、痛烈なゴロが三塁線へ飛んだ。すると、マチャドはこれに食らいついた。
止めただけでもファインプレー。しかし、体がファウルゾーンに流れた状態から、マチャドは振り向きざまに二塁にジャンピングスロー。強く正確な送球で一塁走者のソウザJrをアウトに仕留めた。さらに、二塁手のスコープは左足一本でベースの上に立った状態から、上半身だけを使って一塁にダイレクト送球。ロンゴリアもアウトとなり、ダブルプレーが完成した。
実況はマチャドが捕球した時点で「マニーによるグレートプレー」と伝えた後、一連の美技を興奮気味に伝え「オー、なんてダブルプレーだ!」と絶叫。「マニー・マチャドは素晴らしい捕球を見せただけでなく、ジョナサン・スコープに送球。そして、スコープは一塁でもアウトに仕留めることができました」と説明した。解説者も「ほとんどの三塁手は二塁に送球しようともしないでしょうが、彼はやりました」と称賛した。
MLB公式サイトもツイッターでこの動画を紹介。コメント欄では「マジック・マニー」「オーマイガー」「ワオ!」と驚きの声が上がった一方で、ロッキーズの名手ノーラン・アレナドが上だと主張する人も多く現れるなど、メジャーNO1三塁手が誰かを巡る“激論”が繰り広げられた。
マチャドはこの日、1点リードの8回に貴重な追加点を2点タイムリーを放つなど、打撃でも5-0の勝利に貢献。打率.238とまだらしくない数字となっているが、攻守両面で存在感を見せた。