「アジアでは日本が優位に立つ」 米紙がイチロー氏の打撃スタイルを例に韓国と比較
パワーよりもコンタクト重視、日本のバッティングはイチロー氏がお手本
新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が延期されている大リーグでは、12日(日本時間13日)から7月4日(同5日)の独立記念日前後に無観客で行うなどとした開幕案を選手会と協議している。
日本のプロ野球や一足先に開幕を迎えた韓国プロ野球(KBO)など、アジアの野球は米国にはどのように映っているのか。米紙「ボストングローブ」では、日本野球に代表される打者としてイチロー氏の名前を挙げている。
「ボストングローブ」は現在開催されているKBOの試合について、投手は平均球速が89マイル~92マイル(約143~148キロ)で力で押すタイプよりもチェンジアップを多投する技巧派が多いこと、昨季打者はリーグ全体で20本塁打以上が10人以上おり、打高投低のリーグであることなどを解説。
その上で「アジアの野球は日本のNPBが(KBOよりも)優位に立っている」とし、NPBがMLBに次ぐレベルであると紹介している。
さらに日本野球の打撃については「よりコンタクト重視のアプローチが浸透している。日本のレジェンドであるイチロー・スズキはバットにボールを当てることに常に集中していた。打撃練習中に彼が見せるとてつもないパワーを同僚たちが称賛しているにもかかわらずだ」とイチロー氏を引き合いに分析。
日米通算4367安打を放った“ヒットマン”に「2001年に米国に挑戦した時も、スズキの打撃のアプローチは極めて効率の良いものだった」とあらためてその打撃スタイルを称賛している。
(Full-Count編集部)