“小さな巨人”アルトゥーベ月間打率が驚異の5割越え、指揮官「違うレベル」
現在16試合連続安打中、7月で無安打は1試合だけ
ア・リーグ西地区で2位以下に17ゲーム差をつけて首位を快走するアストロズ。24日(日本時間25日)フィリーズ戦でも、18安打13得点と打線が爆発。30球団最低勝率のフィリーズに格の違いを見せつけた。24日終了現在、3割打者を3人擁する好調打線を牽引するのは、メジャートップの打率を誇るホセ・アルトゥーベ内野手だ。シーズン打率.365も優秀だが、驚くべきは7月の月間打率。この日4打数4安打と大当たりだった“小さな巨人”は、7月月間打率を驚異の.507とし、さらにOPS(出塁率+長打率)も1.314でリーグトップをひた走る。
球団のシーズン最多安打新記録(225安打)を樹立した2014年から3年連続で200安打&打率3割を達成する好打者は、今季もバットの勢いが止まることはない。今季は96試合を終えて138安打を記録。2試合に3安打をしている計算で、このペースでいけば今季は233安打に達する勢い。イチローが2004年に樹立したメジャー記録(262安打)には届かないかもしれないが、それに迫る勢いだと期待させるのは、7月に入ってからの安打量産ぶりだ。
7月はここまで17試合を戦っているが、無安打に終わったのは1日(同2日)ヤンキース戦の1試合のみ。現在、16試合連続安打中で12試合でマルチ安打を記録している。さらに3安打以上の“猛打賞”は8試合で、合計38安打。月間打率.507は堂々のリーグ1位で、2位につける同僚スプリンガー(.417)を.090も上回る。出塁率+長打率を示すOPSも圧巻の1.314でリーグトップだ。
23日、24日と2試合連続で4安打と絶好調の“小さな巨人”について、ヒンチ監督も「違うレベルでプレーしている」と絶賛している。7月は6戦を残すが、驚異の5割をキープしたままでいられるのだろうか。大いに期待してみよう。
(Full-Count編集部)