トレード移籍のハム杉浦、故郷の帯広で入団会見「心遣いに感謝したいです」
負傷の右肩をリハビリ中、現在は30メートルのキャッチボール
ヤクルトから日本ハムにトレード移籍した杉浦稔大投手が26日、帯広の森野球場で入団会見を行った。
年に1度の帯広開催と重なり、高校時代までを過ごした帯広での会見となった。「僕が生まれ育った帯広で入団会見してくれる心遣いに感謝したいですし、この場所から再出発できることをうれしく思います」。小、中、高校とプレーし、生まれて初めてプロ野球観戦もした思い出の球場での再スタートに気持ちを新たにした。
前夜は車で10分の距離にある実家で過ごした。札幌出身で元テレビ東京アナウンサーのあさ美夫人を含め、家族は地元球団への移籍を前向きに捉えてくれたという。
ヤクルトにドラフト1位で入団したプロ4年目右腕は現在、右肩を痛めて現在リハビリ中だ。まだ投球練習は再開していないが、30メートルほどの距離でキャッチボールを行っている。「状態を見ながらになりますが、今シーズン中に投げられればいいなと思っています。球団の方にも焦らないように言われているので、まずは万全にしたい」と語った。
背番号は57。将来の先発の柱として期待を寄せる栗山英樹監督は「万全ならどれだけの球を投げられるか把握している。焦らずしっかり準備をして、戦力になってくれると信じている」と話した。
(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)