韓国人左腕1人に64億円! ブルージェイズが複数年契約選手へ支払う“未来支出”は…

ブルージェイズ・柳賢振【写真:Getty Images】
ブルージェイズ・柳賢振【写真:Getty Images】

ブルージェイズが来季以降に支払う複数年契約7選手の合計年俸は約130億円

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け開幕が大幅に遅れることになったメジャーリーグ。7月開幕案も出ているがMLB選手会が難色を示しているのは試合数減少による“年俸削減”だ。そんな中、米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は複数年契約を結び、支払うことが確定している球団の“未来支出”を特集している。

 試合数に比例した額への減俸で合意していたMLBと選手会。だが、現在、協議されている開幕案では年俸がさらに減俸されることが濃厚となり、選手たちは反対の声を上げている。特別なシーズンに解決の糸口が見えないのが現状だが、来季以降は複数年契約を結んだ選手たちの給料は保証されている。

「MLBトレード・ルーマーズ」は「2020年の給与については、まもなく、結論が出るはずだ。しかし、それ以後はどうなるか? そのため、各球団は、将来のすでに保障された選手の給与についてより気にするようになっている」と伝え、全30球団の選手にまだ支払われていない“未来支出”に注目した。

 今回はブルージェイズが特集され「柳への給与がブルージェイズの未来の給与総額の半分を占める」と指摘。2021年まで契約を残す山口俊投手、2023年まで4年8000万ドル(約86億3300万円)の大型契約を結んだ柳賢振投手ら計7人の複数年契約選手の総年俸が1億2207万ドル(約130億7000万)であることを伝えている。

 柳賢振はそのうち約半数を占める6000万ドル(64億2500万円)となっている。柳賢振はドジャース時代の昨季14勝5敗、防御率2.32。アジア人初の最優秀防御率を獲得しサイ・ヤング賞投票でも2位に入ったが、現在33歳。米メディアは度々、大型契約を結んだ球団に疑問の声を上げている。年俸に見合う活躍を見せることができるか、今後も注目の的になりそうだ。

(Full-Count編集部)

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