イチロー獲得をきっかけにマーリンズが変わる？　「日本との扉を開く」

イチローは球団の日本人第1号、今後は他の日本人選手獲得にも注力

　イチロー外野手を獲得したマーリンズが、今後は日本人選手のさらなる獲得に力を注ぐ可能性があることが分かった。これまで日本人選手が所属したことはなかったが、スーパースターの獲得をきっかけに日本にも視野を広げていく考えだ。

　1月29日に都内で行われたイチローのマーリンズ入団会見に出席したマイケル・ヒル強化責任者は、大きな戦力を加えられたことに喜びを隠せなかった。そして、Full-Countの取材に対して、今後の見通しについても明かしている。

「彼のようなレジェンドを加えることができて、球団としてものすごいパワーを手にすることができた。彼はアイコン（象徴的存在）だが、我々が契約した理由は純粋に彼が才能に満ち溢れたプロフェッショナル、偉大な選手だからなんだ。すべてはそこに尽きる。

でも、彼を獲得したことで将来的に日本との扉を開くことができるかもしれない。日本人選手もマイアミに来てもらえるようになるかもしれない。マイアミは美しい街なんだ。天国のようだよ。球場も美しい。みんなマイアミで楽しんでくれるだろう」

　昨年まで日本人選手が所属したことのないメジャー球団はレッズ、そしてマーリンズだけだった。しかし、初の日本人選手として抜群の人気を誇るイチローを獲得したことで、一気に注目度が上がっている。

「彼は我々の家族の一員になった。史上最も偉大な選手の1人。彼が我々のユニホームを着てくれることは光栄だ。日本人、そして、アメリカ人にとっても我々の大きなアピールとなる。彼のようなタイプの選手が我々のチームに貢献してもらえる可能性があるのなら、我々としてはこの条件に飛びつくしかなかった。我々はこの契約が実現してものすごく喜んでいるんだ」