金字塔迫る強打者が珍退場、審判に批判の声「ユーモアのセンスが必要」
3000安打に迫るベルトレ、好機の打席目前で退場処分に
金字塔に迫るレンジャーズのエイドリアン・ベルトレが26日(日本時間27日)の本拠地マーリンズ戦で“珍退場”となり、米国で大きな話題となっている。
レンジャーズ・ダルビッシュ有投手とマーリンズ・イチロー外野手が3年ぶりに対戦した一戦で珍事は起きた。5-18と13点を追う8回、レンジャーズはオドル、ルクロイの連打で一、三塁のチャンスを作ると、ギャロの二ゴロの間に1得点。その後、ゴメス、秋信守の連続四球などで2死満塁のチャンスを迎えた。
直後、3番マザラが打席に立った場面で珍事が起きた。一塁側で待機していた次打者の4番ベルトレはなぜかネクストバッターズサークルを持ち上げて数メートル移動させると、直後、退場処分に。これに猛抗議したレンジャーズのジェフ・バニスター監督も退場となった。
試合の前まで通算2993安打で史上31人目の3000安打が迫っていたベルトレはこの日、3打数3安打の活躍で金字塔まで残り「4」としており、本拠地のファンからは大ブーイングが沸き起こった。
この直後から複数の米メディアがこの退場をレポート。地元紙「スター・テレグラム」電子版は「エイドリアン・ベルトレが冗談の通じない審判から命じられた奇妙な退場に困惑」との見出しで特集を組み、ことの顛末を伝えた。