首位・楽天、手痛い連敗でホークスと1差 オリックスは連敗8で止める
オリックス・ロメロが2発4打点
首位・楽天が手痛い連敗を喫した。28日のオリックス戦(ほっともっと)。初回にウィーラーの23号ソロで幸先良く先制点を奪ったが、先発の塩見、2番手の戸村が計7失点。27日のソフトバンクとの直接対決に続く連敗となり、2位との差は1ゲームとなった。
投手陣が誤算だった。初回に先制点をもらいながら、2回先頭のロメロに、塩見がソロ本塁打を被弾。3回には吉田正に右中間スタンドに運ばれ、試合をひっくり返された。4回に銀次のソロで同点に追いついたが、5回にビッグイニングを作られた。
左腕は1死から大城に左前安打、伊藤に左中間への二塁打を許し、吉田正には四球を与えた。1死満塁となったところで、梨田監督は継投を決断。戸村をマウンドに送ったが、これが裏目に出た。右腕は暴投で勝ち越しを許すと、さらに2死一、三塁でロメロにこの日2本目のアーチとなる18号3ラン。この回一挙に5点を奪われ、試合を決められた。
2番アマダー、3番ウィーラー、4番銀次と組み換えた打線はウィーラー、銀次にソロ本塁打。7回には、オリックス先発の金子千尋をマウンドから引きずり下ろし、この回3点を返したが、反撃も及ばず。その裏に金刃が中島に満塁弾を浴びてトドメを刺され、今季ここまで11勝1敗1分とカモにしていたオリックスに、敵地で今季初の黒星を喫した。
オリックスは5回に一挙5得点を挙げるなど、打線が奮起し、連敗を8でストップした。ロメロが1試合2本塁打で4打点。先発の金子千尋は7回に楽天打線の反撃にあい、5点を失ったが、2番手ヘルメンが窮地をしのいだ。金子は今季8勝目をマークし、チームは後半戦初勝利となった。
(Full-Count編集部)