広島が大勝で60勝一番乗り 緒方監督は4番を絶賛「とにかく今日は誠也」

広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】
広島・緒方孝市監督【写真:荒川祐史】

鈴木は4安打5打点でセトップ76打点、強肩も披露「守備の大事さを改めて感じた」

 広島は30日、マツダスタジアムで行われた東京ヤクルト戦に14-1で大勝した。オールスター前から6カード連続でリーグ一番乗りの60勝。2位阪神が敗れたため、ゲーム差は再び10に広がった。「いい攻撃で、いい守りも数多くあった」と満足そうに語った緒方監督は、攻守に活躍した4番打者を称賛した。

「岡田が0で抑えてくれた」と、6回無失点の先発を評価した緒方監督は「それも(鈴木)誠也の守備でのプレーがあったから。あれがすぐ裏の攻撃につながった」と、6回に好返球で失点を防いだ鈴木のプレーを評価した。鈴木も「ああいったプレーが出るとチームが乗ってくる。守備の大事さを改めて感じた」と、直後に自らの3ランなどで一挙8点のビッグイニングにつながったプレーを自画自賛した。

 指揮官が「とにかく今日は誠也。4番打者としても、大きな仕事をしてくれた」というように、試合の行方を決定付けた本塁打を含む4安打5打点と大当たりだった。「いつも前のバッターが塁に出て回してくれる中で、今日は積極的にスイングできた。これからもできるだけ今日のような打撃を多くできるようにしたい」と落ち着いた口調で話した鈴木。頼れる4番は76打点でリーグ単独トップに浮上した。

(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)

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