いずれは“ジーターオーナー”誕生も? 昨年末のNFL買収計画が明らかに
元ヤンキースのジーター氏が、ビルズを買収する可能性もあった?
2014年限りで現役を引退した元ヤンキースのデレク・ジーター氏が、昨年に売却に出されていたアメフトNFLの名門バッファロー・ビルズの買収を計画していたと、地元紙「バッファロー・ニューズ」が報じた。
複数の関係者によると、ヤンキース一筋のまま引退したかつてのキャプテンは、ビルズ買収の方策を模索していたという。だが、ビルズは昨年10月8日、大富豪のドナルド・トランプ氏、人気ミュージシャンのジョン・ボン・ジョヴィ氏らが争奪戦を繰り広げた結果、最終的には14億ドル(約1640億円)というNFL史上最高額でアイスホッケーNHLバッファロー・セイバーズのオーナーを務めるテレンス・ペグラ一家が買収に成功している。
ジーター氏がオーナーグループの代表になろうとしたのか、小口の株主となろうとしたのかは不明だという。
ヤンキース一筋でMLB20年のキャリアを誇るジーター氏は、MLB史上6位の通算3465安打でワールドシリーズ優勝に5度貢献するなど、将来の野球殿堂入りが確実と言われている。昨年、米ビジネス雑誌「フォーブス」の特集では世界高収入アスリートランキングで35位の年収2430万ドル(約28億5000万円)と報じられていた。
政財界にもパイプを持つキャプテンは、引退に際してプロスポーツクラブの経営などに興味を持っているとも発言しており、いずれは“ジーターオーナー”が誕生すると注目されている。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count