イチロー氏の262安打は「2度と見ることはない」 元同僚が不滅の大記録を絶賛
マリナーズ時代の同僚で2001年には206安打を記録したブレット・ブーン氏
新人王とMVPのダブル受賞、10年連続ゴールデングローブ賞&オールスター出場……。イチロー氏の残した偉大な記録は数あれど、その中でも不滅の大記録として挙げられるものに、2004年のMLBシーズン最多262安打がある。この262安打について、地元TV局「ROOTスポーツ・ノースウエスト」がイチロー氏のマリナーズ時代の同僚のブレット・ブーン氏にインタビュー。その動画を公式ツイッターに公開している。
「ROOTスポーツ・ノースウエスト」でリポーターを務めるブラッド・アダム氏が「野球をプレーする人なら、シーズン200本安打がどれだけ難しいかわかっています。イチローは(メジャーでプレーし始めてから)最初の10年間(連続)で200安打しました。その中には、ジョージ・シスラーの記録を破り、史上最多安打記録を打ち立てた2004年の262安打も含まれています。262安打ですよ」と興奮気味に話題を振ると、ブーン氏からも思わず笑いがこぼれた。
自身も2001年に206安打を記録したブーン氏は「1試合当たり1.5本以上打っていることになります。これは途方もない数字です」とあらためて脱帽。「『これは、おそらくもう2度とお目にかかれないだろうね』と言うことがあるかと思いますが、この数字もおそらくそれに当てはまります。おそらく2度と(262安打を記録する選手は)見ることはないでしょう。262安打を記録すると、どんな気分なのか私には理解できません」とその偉大さを称えている。
祖父のレイ・ブーン、父親のボブ・ブーンもメジャーリーガーとして活躍。弟はアーロン・ブーン氏はヤンキース監督だ。米屈指の野球一家だったブーン氏の目にもイチロー氏の262安打は特別な記録のようだ。
(Full-Count編集部)