ロッテ、再びハムと2.5差 鈴木が5戦無安打、伊東監督「大地が浮上しないと…」

ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】
ロッテ・伊東勤監督【写真:編集部】

ペーニャは満塁で凡退するなど無安打「ボールに力があったり、キレがあると苦しい」

 最下位脱出を狙ったロッテは3日の日本ハム戦、9回に1点差まで追い上げたが、2-3で敗戦。5位日本ハムとのゲーム差はまた「2.5」に戻った。4連敗中で、1か月ぶりの先発だった加藤を打線が打てず、2回以降粘りの投球を見せた唐川は今季9敗目を喫した。

「なかなか打線が点をとれない。(加藤は)難しいピッチャーじゃないと思うが…。ペーニャはボールに力があったり、キレがあると苦しい」

 伊東監督は試合後に嘆いた。前夜の2発で乗っていけそうだったペーニャだが、2点を追う5回2死満塁で136キロの速球に空振り三振に倒れるなど無安打。前夜と同じく、変化球を頭に置きながら速球のタイミングで打とうとしたようだが、緩いスライダーや、フォークで緩急の差をつけられ、140キロに届かない速球に手こずった。

 先発の唐川は初回に先頭の西川に右翼線を破られ、角中の処理ミスもあり三塁進塁を許した。田中賢の遊ゴロ、レアードの左犠飛でいきなり2失点も、球自体はキレて2回以降はきっちり抑え、味方の反撃を待った。しかし、無援護。結局、7回に中田にソロアーチを浴び、116球6安打3失点で降板した。

「初回に失点していまい、チームにとっても自分にとっても苦しい展開にしてしまった」と唐川。伊東監督にとって、気がかりは鈴木大地のバッティングで、前夜の7番から6番に上げたが5試合ノーヒットが続いている。「大地が浮上しないと、チームの勝ちもない」とキャプテンの復調を願っていた。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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