鷹・柳田、復帰即特大弾も淡々 2020年初アーチに「公式戦なら嬉しいけど…」
「どうやって打つのが一番いいか、探り探りやってます」
ソフトバンクの柳田悠岐外野手が30日、本拠地PayPayドームで行われた紅白戦で2020年の実戦初本塁打を放った。首回りの張りで別メニュー調整を行っていたが、この日は紅組の「3番・中堅」で出場。初回に左翼スタンド中段まで運ぶ2ランを放った。
28日の練習で首回りの張りを訴えて紅白戦を欠場、29日も別メニューで調整していた柳田。この日は午前中のフリー打撃にも参加し汗を流した。紅白戦では二塁打で出塁した今宮を二塁に置き、高橋礼が投じた3ボールからのストレートを左翼席へ。快音を響かせた打球はスタンド中段まで届いた。
オフの右肘手術のためリハビリ組でキャンプから調整してきた柳田。実戦復帰を果たした2軍練習試合でも一発は出ておらず、2020年の実戦初本塁打だった。練習後にオンライン会見に応じた柳田は「イメージを変えていったら、たまたま。結果はたまたまですけど、いろいろ試しながらやってます。真っ直ぐですね。手応えはホームランだと思いましたけど、いいスイングできたなと思います」と振り返った。
ただ、久々の本塁打にも本人は淡々としたもの。「結果にこだわっていないので。公式戦なら嬉しいですけどね」と語ると、6月19日の開幕までの調整イメージを「開幕まで時間もあまりないんで、どうやって打つのが一番いいか、探り探りやってます。今のところ万全なんで、怪我しないように準備していきたいと思います」と語っていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)