菊池雄星獲得は「見事に失敗に終わった」 7年118億円契約を海外メディア酷評
カナダメディア「ザ・スコア」がマリナーズの補強戦略を査定した
マリナーズ・菊池雄星投手の2年目のブレークはなるか? カナダのスポーツ専門メディア「ザ・スコア」はア・リーグ西地区5球団の契約内容を評価する記事を掲載。最大で7年総額1億900万ドル(約117億5000万円)でマリナーズ入りした入団した左腕には厳しい評価を下している。
今季は32試合登板し、6勝11敗、防御率5.46。3月21日に東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕シリーズ第2戦でメジャーデビューし、開幕から6戦目となった4月20日の敵地・エンゼルス戦でメジャー初勝利。8月18日の敵地・ブルージェイズ戦ではメジャー初完封を飾った。161回2/3を投げたが、カナダメディアは厳しかった。
「ユウセイ・キクチへの投資は見事に失敗に終わった」
チームは18年オフに主砲ロビンソン・カノやエース左腕ジェームズ・パクストン、18年最多セーブのエドウィン・ディアスらを放出。昨季から再建モードに入っている。記事ではジェリー・ディポトGMの戦略について「(例年よりも)より計算されていたものだった。ファームシステムが突如として充実しているようである」と評価した。
それでも、カナダメディアは菊池ら近い将来に主力と期待される選手たちは期待されるだけの結果を残せていないとした。「マリナーズにとっては“二歩進んで一歩下がる”に近い状況が続いていた」として、日本人左腕を酷評した。
菊池は新型コロナウイルスによるスプリングトレーニング中断後も米国へ残り、開幕へ調整を続けている。海外メディアをも見返す投球を期待したいところだ。
(Full-Count編集部)