ダルビッシュのデビュー戦は「監督のハグに値する」 女房役はコンビに好感触
ドジャース移籍後初登板で初勝利、7回3安打無失点10奪三振の好投
ドジャースでの初登板で鮮烈のデビューを飾ったダルビッシュ有投手。4日(日本時間5日)の敵地メッツ戦で初回にピンチを招きながらも自身の好守で無失点で切り抜けるとその後は安定感を増していき、結局、7回を3安打1四球無失点、10奪三振の好投を見せた。チームは6-0で勝利し2連勝。ダルビッシュは6月12日のアストロズ戦以来、約2か月ぶりの白星で7勝目を挙げた。このデビュー戦を米メディアは「力強いハグに値する」と称賛している。
初回、先頭のコンフォートに初球を右前に運ばれると、カブレラをカーブで空振り三振に仕留めた後にブルースに四球。いきなり1死一、二塁に直面した。それでも4番セスペデスを左飛に打ち取った右腕は2死一、三塁となった場面でグランダーソンの強烈なライナーに素早く反応して好捕。自身のファインプレーでゼロで切り抜けた。
味方打線が1回、2回とソロ本塁打で得点する中、ダルビッシュは2回以降もスコアボードにゼロを並べ、5回まで毎回の7奪三振。リードが6点に広がった7回にはグランダーソン、ウォーカー、ロサリオと3者連続で空振り三振に斬り、今季5度目の2桁奪三振を記録した。この回で99球に達したダルビッシュはここで降板。ダグアウトではデーブ・ロバーツ監督に抱擁されるシーンもあった。
試合後、この場面を特筆したのはESPNだ。「抱きしめたくなるユウ:ダルビッシュのドジャースデビューは力強いハグに値する」との見出しで特集記事を掲載。指揮官をはじめ、チームメイトが好投の右腕に賛辞を贈る様子をレポートした。