田中将大は「いい冬を過ごした」 投手コーチが順調な調整に手応え

オフに入り、チームから与えられたメニューをこなしてきた田中

 ヤンキースのラリー・ロスチャイルド投手コーチが、昨年途中に右肘靭帯部分断裂で長期離脱した田中将大投手の今オフの順調な調整ぶりを語っている。地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。

 ロスチャイルドコーチは9日、ヤンキースのマイナーチーム施設で田中の自主トレレポートについて口を開いたという。

「何か異変を知らされるまでは、彼はヘルシーだ。彼とは連絡を取っている。我々の用意したメニューに従っているよ。今のところ、いい感じで進んでいるようだ」

 13勝5敗、防御率2.77という成績を残したメジャー1年目を戦い抜き、田中は初めてのオフで様々な骨休みをしながらも、チームから与えられたメニューをしっかりとこなしていた。一方、ロスチャイルド氏ら首脳陣は、昨年7月8日のインディアンス戦後に負傷した右肘靭帯の状況に注視している。

 負傷時には保存治療を選択したが、ブライアン・キャッシュマンGMは常々、いずれかのタイミングで完治に必要とされる靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)に踏み切る可能性があることを語っている。自分の腱を移植し、患部を再建する手術の場合、全治1年から1年半を要することになる。

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