田中将大の現状は「ギャンブル」か スプリットの名手は早期手術のススメ?

田中のスプリット多投と手術回避について、メジャー通算136勝右腕が言及

 右肘靭帯部分断裂から復帰したヤンキースの田中将大投手について、メジャー通算136勝を挙げた名投手が警鐘を鳴らしていると米メディアが報じた。同投手がスプリット多投がもたらすリスクと手術を選ばずに投げ続ける状態を「ギャンブル」と表現したことを受け、地元紙「デイリーニューズ」が「ロン・ダーリングいわく、ヤンキースのエース、マサヒロ・タナカは肘に対するギャンブルに出ている」との見出しで伝えた。

 田中は昨年7月8日のインディアンス戦後に右肘に痛みを訴えた。ヤンキースのチームドクターら複数の専門家の診断で保存療法を選択し、約2か月半のリハビリを乗り越えて、シーズン終盤に復帰。2試合に先発し、オフに入った。

 これまで負傷の要因として挙げられてきたものは米メディアが“登板過多”と表現する日本時代からの投球回数、メジャー球への適応、中4日の短い登板間隔など様々。その中には田中の伝家の宝刀とも言えるスプリットの多投が原因とする分析もあった。

「2本の指をできるだけ広げる。そうすると、前腕部の屈筋にリアクションを感じるでしょう。2本の指の間にボールを押さえつけて、思い切り強く投げ込む。負荷が生じるように感じるはずだ」

 現在、MLBネットワークの解説者を務めるロン・ダーリング氏はこう語ったという。

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