どっちが首位? 楽天とソフトBが「-1差」、消化試合数の違いで「逆転現象」

楽天・梨田昌孝監督【写真:荒川祐史】
楽天・梨田昌孝監督【写真:荒川祐史】

極端に消化試合数が少ない楽天、「マイナス1ゲーム差」の珍現象に

 8月7日のプロ野球は、両リーグで6試合が予定されていたが、Koboパーク宮城の楽天-日本ハム戦は台風5号の影響で中止になった。

 これで、今季の楽天の試合中止は、4月11日の西武戦、5月24日のオリックス戦、7月25日のソフトバンク戦に続いて4試合目になった。

 ソフトバンクと楽天は激しい首位争いを続けてきたが、消化試合数に差があったために、勝敗差では上位のソフトバンクが、勝率で楽天に負ける「逆転現象」がしばしば見られた。8月7日はソフトバンクが負けたことで、また「逆転現象」が生じた。

楽天 92試合59勝32敗1分 勝率.648
ソフトバンク 101試合65勝36敗0分 勝率.644

 勝率では楽天が4厘差で首位だが、勝敗差から算出するゲーム差ではソフトバンクが1差をつけていることになる。ペナントレースの順位は勝率で決まるので、現時点では楽天が「マイナス1ゲーム差」で首位だ。

 楽天は今季、12球団でも消化試合数が極端に少ない。

○パ・リーグ
楽天:92試合
ソフトバンク:101試合
西武:98試合
オリックス:97試合
日本ハム:97試合
ロッテ:97試合

○セ・リーグ
広島:102試合
阪神:98試合
DeNA:99試合
巨人:100試合
中日:102試合
ヤクルト:101試合

MLBでは消化試合数がシーズンのどの時点でも可能な限り均一に

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