前田健太、5回1失点で降板も…救援投手が逆転満塁弾被弾で11勝目は消滅
自身5連勝&11勝目の権利持って降板も…
ドジャースの前田健太投手は8日(日本時間9日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、5回4安打1失点6奪三振1四球の好投で降板した。7月7日のロイヤルズ戦から自身4連勝中の右腕。ダルビッシュ加入で先発ローテの層が厚くなる中、5連勝、そして今季11勝目の権利を持って、マウンドを降りたが、救援陣が逆転されて白星は消滅した。
前田は初回、先頭ペラルタにセンターオーバーの二塁を浴びると、ポロックには四球で無死一、二塁とピンチを背負う。ラムはいい当たりのライナーも、右翼プイグの正面でアウト。主砲ゴールドシュミットを一邪飛に仕留めると、マルティネスは空振り三振で無失点で切り抜けた。
2回は2死からマルテにセンターへのヒットを許すも、ゴッドリーはチェンジアップで空振り三振。3回はペラルタをニゴロに仕留めると、ポロック、ラムを連続三振に打ち取った。
すると、4回にドジャース打線が援護。1死からターナーが先制のソロ本塁打を放ち、フォーサイスのタイムリーも飛び出して2点を奪った。
大事なその裏の投球、前田はゴールドシュミットを右飛、マルティネスを遊ゴロと主軸2人を打ち取る。最後はデスカルソを直球で空振り三振。リズムを作った。
5回、前田は先頭アイアネッタへのスライダーが甘くなり、ソロ本塁打を許す。マルテにはレフト前ヒットを許すと、一塁牽制で連携ミスが出て、三塁まで走者を進めてしまう。しかし、ピッチャーのゴッドリーは見逃し三振、ペラルタのピッチャー返しは素早い反応でジャンピングキャッチ。投ゴロで2アウトとすると、ポロックには左中間に運ばれるも、左翼テイラーがつかんでリードを守った。
6回、ドジャースはターナーが1死から2打席連続となるソロ本塁打。貴重な追加点で2点差とする。前田は6回のマウンドには上がらず、92球で降板。勝利投手の権利を持ってマウンドを降りた。代わったバエスはラムにソロ弾を浴びるも、1死からマルティネスの右翼へのホームラン性の当たりをプイグがもぎ取るスーパープレー。同点となれば前田の勝利の権利が消えるところだったが、“ホームランキャッチ”で阻止した。
しかし、1点リードのまま迎えた直後の7回に2死満塁の好機で左腕ワトソンが痛恨の逆転満塁弾を被弾。右翼ポール直撃の当たりをプイグが追ったが、今度は届かなかった。これで前田の11勝目は消えた。
前田はこの日、92球を投げてストライクは60球。防御率は3.69となった。
(Full-Count編集部)