田中将大、勝利投手の権利目前で無念の降板 5回途中5四球3失点、9勝目逃す
被安打2も与四球5と安定感欠く内容
ヤンキースの田中将大投手が9日(日本時間10日)の敵地ブルージェイズ戦で勝利投手の権利が目前に迫った5回途中で無念の降板となった。6-3とリードした状況でこの日5つ目の四球を与え、ジョー・ジラルディ監督は交代を決断。田中の9勝目はお預けとなった。
初回は先頭のバティスタを一飛、ドナルドソンを三ゴロ、スモークを空振り三振に斬る上々の立ち上がり。直後の2回、ヤンキースはサンチェス、T・フレージャーの2者連続本塁打で2点をリードした。
しかし田中はその裏、ピアースに四球を与えると、ピラーに左翼線二塁打を浴びて無死二、三塁に。ここで青木宣親の二ゴロの間に1点を失った。
グレゴリウスのソロ弾でリードを再び2点を広げた直後の3回には2四球などで1死満塁のピンチを招くと、ピアースに犠飛を浴びてまたも1点差に。さらにヤンキースが3点を加えた直後の5回にはバティスタに左中間へソロ弾を浴びると、直後、ドナルドソンに四球を与えたところで降板となった。
この日は5回途中で88球を投げて被安打2も与四球5と安定感を欠き、3失点(自責2)。チームが6-3とリードした状況で勝利投手の権利も目前と迫っていたが、無念の降板となった。9勝目がお預けとなった田中は8勝10敗のままで、防御率4.92となっている。
(Full-Count編集部)