異色のサブマリン西武・與座、開幕ローテ見えた! 4回4安打1失点の好投で竜打線圧倒
トミー・ジョン手術で育成へ降格、昨季オフ支配下復帰の紆余曲折
異色のサブマリンが開幕先発ローテ入り当確させた。西武の與座海人投手が7日、メットライフドームで行われた中日との練習試合に先発。4回4安打1奪三振1四球1失点に抑えた。
中日は右のアンダースローの與座に対し、両打ちのアルモンテを含めスタメン9人中7人が左打者。あえてビシエドを外し、1番から6番までズラリと左打者、2人置いて9番も左打者だったが、ものともしない。安定した投球で、4回の京田の右翼線適時二塁打による1失点に抑えた。
沖縄県浦添市出身で、沖縄尚学高3年時に春夏連続甲子園出場を果たしたが、当時はサイドスロー。岐阜経大でアンダースローに変え、2017年ドラフト5位で西武入りした。ところが、1年目のオフにトミー・ジョン手術を受け、育成選手に降格。昨季オフに支配下選手に復帰するという紆余曲折を経ている。1軍公式戦登板はまだないが、今年はオープン戦・練習試合で結果を残してきた。球団唯一のアンダースローは、希少価値が高い。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)