女子ソフト決勝で劇的な幕切れ! 全員“役者”のトリックプレーに米喝采「何が起きた」
2点リードで迎えた最終回、2死一、二塁のピンチで驚愕のトリックプレーでゲームセット
【球界名場面番外編】
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開幕延期中のプロ野球。選手、ファンにとってはもどかしい時間が流れているが、こんな時こそ過去の名場面を振り返り、少しばかり気を晴らしてみてはいかがだろう。ここでは番外編として、日本以外の名場面を紹介する。これを見て、少しでもファンの方々が心を癒していただければ幸いだ。
“演技派”女子大生たちが見事なトリックプレーを決め勝利を手にした。2019年5月18日(日本時間19日)に行われた女子ソフトボールのトライン大学とニューヨーク州立大学ジェネセオ校の一戦は劇的な結末となった。
トライン大学は2点リードで迎えた最終回(7回)に2死一、二塁のピンチを迎えた。一発が出ればサヨナラのピンチだったが、ここで一か八かのトリックプレーが飛び出した。
二塁走者のリードが大きくなった瞬間に捕手が二塁へ送球。このボールをカットした投手は再び二塁へ投げる“素ぶり”、カバーに入った二遊間も飛びつき暴投に見せる“演技”を披露。これに騙された二走は一気に三塁を狙ったが、ボールは投手のグラブに入っており、そのまま走者にタッチしゲームセットとなった。
このスーパープレーをトライン大学公式YouTubeが動画で公開。歓喜に沸くトラインナインたちにファンも「素晴らしい!!」「本当にクレバーなプレー」「どうやって練習したのだろう? そしてどの場面で使うかどうやって決めたのだろう?」「何が起きたんだ?」「素晴らしいプレー。おめでとう!」と絶賛の嵐。
さらに、ヤフースポーツもこの1プレーを取り上げており「これは今まで見た中で最も素晴らしい隠し球だ」との見出しで特集。この試合は3戦形式の2戦先勝方式の地区大会決勝だったようで、1勝先取していたトライン大学はこの試合に勝利しカレッジワールドシリーズに進出した。