選手会が89試合制を提案 報酬面で大リーグ機構に反発

ナショナルズのマックス・シャーザー(左)、スティーブン・ストラスバーグ【写真:Getty Images】
ナショナルズのマックス・シャーザー(左)、スティーブン・ストラスバーグ【写真:Getty Images】

大リーグ選手会は大リーグ機構へ7・11開幕の新たな開催案を提示した

 大リーグ選手会は大リーグ機構(MLB)へ89試合制の新たな開催案を提示したと米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者ら複数の米メディアが伝えた。両者の協議の焦点となっている報酬面は試合数に比例した年俸の全額支払いを求め、2020、2021年のプレーオフを従来の10チームから最大16チームで実施することを盛り込んでいるという。

 選手会が新たに提示した89試合制案は7月10日(日本時間11日)に開幕し、10月11日(同12日)にレギュラーシーズンを終える。一方、MLB側は8日(同9日)に7月上旬から76試合を行い、試合数に比例した年俸の半額を保証する案を提案している。

 米ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン記者は「選手たちは試合数に比例した全額を受け取るべきだとして、選手会はこの新提案においても強硬な姿勢を見せている。それが現実として起きるのは48~54試合、もしかしたらそれよりも更に試合数を減らした“短いシーズン”に限った場合だと、オーナーたちは指摘している」と解説した。大リーグ機構側と選手会の報酬面を巡る隔たりは以前として大きそうだ。

(Full-Count編集部)

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