球団本塁打記録に王手、スタントンの41号141M弾が着地した場所は…
球団最多本塁打記録は1991年シェフィールドの42本塁打
元ヤンキースのスター選手、デレク・ジーター氏を中心とする投資家グループに売却されることになったマーリンズ。球場外は新オーナー誕生の話で持ちきりだが、球場内の主役は豪快なスイングで魅せる主砲スタントンだ。8月に入り、打棒が火を吹き続け、11試合で8本塁打と量産体制に。12日(日本時間13日)本拠地ロッキーズ戦で放った今季41号は、左翼席後方の売店に飛び込む、ファン騒然の大きな一発となった。
衝撃の一発が飛び出したのは、同点で迎えた4回裏だった。2死一、三塁の絶好機で打席に立ったスタントンは、ロッキーズ主砲ホフマンがカウント1-1から投じた3球目外角チェンジアップをバットを持つ手を伸ばして捉えた。バットから勢いよく飛び出した打球はグングン伸び、左翼スタンド後方にある通路でバウンドして売店に着弾。店員から本塁打ボールをプレゼントされたちびっ子ファンが大喜びする姿も紹介された。
MLB公式ツイッターでは、スタントンの豪快な463フィート(約141メートル)41号弾の映像を「毎晩起きてる出来事のような気がする」とのコメント付きで紹介。1966年にゲリー・シェフィールドが樹立した球団最多本塁打記録の42本に王手を掛けた一発に、ファンは次々と興奮のコメントを寄せた。
「投手はいつ学ぶんだ?」
「男の中の男」
「信じられない! 彼のプレーを見るのはホント楽しみ!」
「現実離れしている」
「ワォ、ただただ、ワォ」
スタントンが球団記録を塗り替えることは間違いない。となれば、史上44人目の1シーズン50本塁打、史上19人目の55本塁打も夢ではないかもしれない。マイアミの大砲がどこまで記録を積み上げるか、ファンは楽しみに待っている。