新人離れした活躍で注目の的 阪神のドラフト3位・江越は「まるで長野」
本人も「走・攻・守、三拍子そろった長野選手のようになりたい」
阪神の21歳が、新人離れした活躍でキャンプの注目の的になっている。ドラフト3位・江越大賀外野手(駒澤大学)が13日、韓国プロ野球のサムスンとの練習試合に「1番・センター」でスタメン出場し、5打数4安打をマークした。
昨年、明治神宮大会を制した駒澤大学の右のスラッガー。右中間へ強い打球を放つことができるリストの強さが売りで、プロのスカウトからも「巨人の長野のようなバッターになれる」と評価されていた。
長崎・島原で過ごした少年時代は巨人ファンで、松井秀喜氏のホームランに魅了された。そして、高校、大学で野球に本格的に取り組んでいるうちに「走・攻・守、三拍子そろった巨人の長野久義選手のようになりたい」と憧れを抱くようになった。
練習試合でも持ち前の打力を発揮。相手は韓国チームでデータがなかったため、バッテリーの攻め方に工夫はなかったものの、江越のセンスの良さとスケールの大きさは目立った。視察した他球団のスコアラーも「長野のような選手になるかもしれない」と警戒している。トリプルスリーも夢ではない。期待の外野手に注目だ。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count