ダルビッシュら豪華先発揃うも、ドジャース116勝の鍵は救援と米メディア
シーズン最多記録116勝を超えるには勝率7割超えの戦いが必要
ドジャースは今季83勝34敗でリーグトップの勝率.709という圧倒的な強さを見せている。ナ・リーグ西地区で2位に18ゲーム差をつけて首位を独走する名門球団は、ワールドシリーズ優勝候補の本命にも推されている一方、2001年シーズンにマリナーズが打ち立てた伝説のレギュラーシーズン116勝というメジャー記録を超える、という偉業達成にも注目が集まっている。
米スポーツ専門局「ESPN」公式サイトでは「ドジャースが圧倒:116勝は到達圏なのか」と題した特集を掲載。先週は6試合を4勝2敗と勝ち越したが、現在のペースでは115勝47敗でシーズンを終えると予測している。メジャー新記録となる117勝に達するためには、15日(日本時間16日)以降の45試合を34勝11敗、勝率.756で戦う必要があるという。
7月31日のトレード期限にレンジャーズから移籍してきたダルビッシュ有投手は、移籍後2試合に先発して2試合連続勝利&2桁奪三振を記録した。次回は16日(同17日)の本拠地ホワイトソックス戦で先発予定。その前日に先発する球宴投手ウッドとともに今回は中5日の休養を得ており、「彼らは若いシカゴのラインナップ相手に強力なピッチングで主役になるだろう」と勝利に太鼓判を押した。
だが、ドジャースが116勝を達成するために最も必要となるのは、強力な先発ローテーションから絶対的守護神ジャンセンまでつなぐ中継ぎ陣の強化だとしている。チームはダルビッシュと同時に左腕ワトソンとシングラーニをトレードで獲得。「ロバーツ監督は2人の左腕が信頼に値するのか模索することになる」と分析している。
1988年以来となるワールドシリーズ優勝に向け、勝利の方程式が確立されるまで必要なのは、先発投手が球数少なく長いイニングを投げることだろう。ダルビッシュはもちろん、後半戦は好投を続ける前田健太も、チームが116勝を遂げるためのカギを握っていると言えそうだ。
(Full-Count編集部)