フィリーズ1位指名、高校生右腕の160キロ剛球を米絶賛 「貴方のボール受けたくない」
昨年、韓国で行われたU18ワールドカップにも米国代表として出場、身長196センチの大型右腕
MLBドラフトは10日(日本時間11日)からスタートし、全体1位指名でタイガースがアリゾナ州立大のスペンサー・トーケルソン内野手を指名。またフィリーズは1巡目(全体15位)で最速99.5マイル(約160キロ)の高校生右腕ミック・エイベルを指名した。
今回のドラフトでは高校生では最上位指名となったエイベルはオレゴン州のジェスート高校出身で身長196センチ体重90キロの大型右腕。米テレビ局「NBCスポーツ」は「今年のドラフトの右投手の中で、最も魅力的な選手の1人」と評価。オレゴン州立大学に進学することになっていたがプロ入りすると見られている。
昨年、韓国で行われたU18ワールドカップにも米国代表として出場し日本戦での登板はなかったが、大会では2試合に登板。米野球専門誌「ベースボールアメリカ」も将来性と実力を買われドラフト1位指名を受けたエイベルを「もっと速くなる余地がある。彼のスライダーとカーブボールもプラスになる球種と考えらえている」と伝えている。
エイベルは自身のインスタグラムでブルペン動画を公開しており、その時には99.5マイル(約160キロ)を記録。フィリーズに指名されたことを受けファンも「貴方のボールは受けたくない! ジャンプして逃げ出してしまう」「これからも頑張って」「フィラデルフィアにようこそ!」「ハイスクールからプロへ!」とエールを送っていた。