プロ14年目の向上心 4番で先制打の鷹・長谷川「技術の部分をもっともっと磨いて」

ソフトバンク・長谷川勇也【写真:藤浦一都】
ソフトバンク・長谷川勇也【写真:藤浦一都】

2番柳田、3番バレンティン、4番長谷川という大胆なオーダーが先制点につながった

 ソフトバンクは12日、PayPayドームで行われた広島との練習試合に3-0で勝利。2番に柳田悠岐外野手、3番にウラディミール・バレンティン外野手、4番に長谷川勇也外野手という大胆なオーダーで臨むと、初回に長谷川が1死一、三塁のチャンスでライト線に入る先制の適時二塁打。攻撃型オーダーがいきなり結果を出した。

 柳田の右中間への二塁打、バレンティンの左前安打で作った一、三塁の好機に「まずはランナーを還すことを考えて打席に入りました」と長谷川。続く5番・松田宣浩にも適時打が出て、広島の開幕投手・大瀬良からの4連打で2点を先制した。

 長谷川は試合後「連打で来たのでいい流れで。相手もいい投手で、そんなに何度もチャンスはないと思って『打てる時にしっかり仕事をしよう』と思いました」と振り返るとともに「(大瀬良は)いい投手ですから、そういう投手を1球で仕留められたというのはシーズンへの自信になるし、それをしっかり継続してより高めていけたらなと思います」と語った。

 この日はスタメンで4番を任せられたが「どういう状況でもどういうシチュエーションでもやるべきことは変わらない。自分のやるべきことに集中していくだけ」と、ベテランらしい言葉も。第2打席もストレートをしっかりと捉えたが、打球が伸びすぎてセンターフライ、第3打席は内野ゴロに終わり、5回でベンチに退いた。

 「36歳になっても試合で使ってもらっている。それを意気に感じて、こんなベテランにスタメンを任せてくれていることに感謝しながらやっていこうと思います。コンディションは充実しているので、技術の部分をもっともっと磨いていけたら」と長谷川。プロ14年目を迎えても、鷹の打撃職人の技術向上に終わりはない。

(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)

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