イチロー代打安打20本で球団記録に「1」 指揮官も称賛「イチはノッている」
鮮やか左前適時打でメジャー通算3066安打に、「どんな時でもイチは優秀」
マーリンズのイチロー外野手が16日(日本時間17日)の本拠地ジャイアンツ戦で代打で登場。2試合連続安打となる左前適時打を放ち、メジャー通算3066安打に。歴代21位のキャップ・アンソン(3081本)まで残り15本となった。今季の代打安打は両リーグトップの20本目となり、球団記録の21本まで残り「1」とした。ドン・マッティングリー監督は「イチローはノッている」と称賛している。試合はマーリンズが8-1で勝利した。
背番号51の出番はリードを5点に広げた直後の5回2死一、二塁にやってきた。カウント2-2から右腕スアレスの外角低めの86マイル(約138キロ)を捉え、鮮やかな流し打ち。左前へのタイムリーを放った。代打で2試合連続のヒットとなった。
試合後、勝利の指揮官は好調のイチローを労っている。
「イチローはノッているね。以前見たときに、彼は代打安打数で1位だった。打席は限られているけれど、彼が出場してくれる時はいつも満足だ。どんな時でも相手のピッチャーが誰であろうと、イチは優秀な打席を見せてくれるんだよ」
マッティングリー監督は代打安打でリーグトップに君臨する背番号51の勝負強さを称えている。これがメジャー通算3066安打目。今季の代打安打は今季20本目となり、ロス・グロードの球団記録21本(2009年)まで残り1本に迫っている。
この日、1打数1安打1打点で打率.247としたイチローは今季、スタントン、オズナ、イエリッチの外野トリオに故障がないために、先発出場の機会は限られているが、代打でコツコツ結果を出してきた男は新たな記録に迫っている。
(Full-Count編集部)