ダルビッシュ、いよいよ本拠地デビュー 移籍後無傷の3連勝へ期待膨らむ

ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】
ドジャース・ダルビッシュ有【写真:Getty Images】

登板前日には謙虚に意気込み、地元紙は左手キャッチボールにも改めて注目

 ドジャースのダルビッシュ有投手が16日(日本時間17日午前11時開始)のホワイトソックス戦で本拠地ドジャースタジアムでの待望のデビューを果たす。新天地移籍後、無傷の3連勝を目指す日本人右腕は「本当にいい先発ローテーションの中で悪いピッチャーにはなりたくない」と謙虚に意気込みを語っている。地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が報じている。

 16日(日本時間17日)のホワイトソックスとの2連戦初戦では、隙のない強さを見せて6-1で勝利したドジャース。新たな所属球団は圧倒的な強さを見せているが、日本人右腕は自分のペースを崩さず、ドジャースタジアムでのマウンドに準備を整えたという。

 お馴染みとなっている左腕でのキャッチボールについて聞かれたダルビッシュは「ただ楽しんでいるだけです。時に関係ないことをすることもあります」と通訳を介して語ったという。記事では、ダルビッシュの珍しい練習方にスポットライトを当てており、ドジャースの他の先発投手のルーティンにも言及している。

 前田健太投手が前傾姿勢で両手をグルグルと回す「マエケン体操」についても改めてクローズアップ。「毎試合イニング間に自由形の水泳選手のように腕を回す」と紹介している。左腕アレックス・ウッドやウッドやエースのクレイトン・カーショーにも細かいルーティンが存在するという。

 それぞれの投手がルーティンを貫きながらローテーションを守り、白星を重ねているドジャース。トレード期限最終日に若手有望株3人とのトレードで新天地にやって来た日本人右腕には、1988年以来29年ぶりとなるワールドシリーズ制覇への“優勝請負人”という期待がかけられている。

 記事では、ダルビッシュが「この本当にいいローテーションの中で悪い選手にはなりたくない」と話したことも紹介。ドジャースは、ダルビッシュ獲得前からメジャー史上最多の年間116勝に迫る勢いで白星を重ねており、右腕は入団会見でも「足を引っ張りたくない」と語っていたが、2試合連続2桁奪三振という内容で2連勝を手にしている。それでも初心を忘れずに、いよいよ本拠地デビューの瞬間を迎えようとしている。

(Full-Count編集部)

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