ダルビッシュ、本拠初登板は6回3失点最少2K ド軍劇的サヨナラで黒星消える
31歳のバースデー登板で白星はならず、土壇場9回に打線が2点差跳ね返す
ドジャースのダルビッシュ有投手は16日(日本時間17日)、ホワイトソックス戦で本拠地デビュー。31歳のバースデー登板となった一戦は、6回8安打1四球3失点とクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成したが、勝敗はつかなかった。レギュラーシーズンではメジャー自己ワーストタイとなる3本塁打を浴び、2奪三振も自己最少。リードを許して降板したものの、2点を追う9回に打線が試合をひっくり返し、5-4でサヨナラ勝利。ダルビッシュの移籍初黒星は消え、ドジャースは4連勝を飾った。
ドジャースタジアムでのデビュー戦。大歓声で迎えられたダルビッシュだが、先頭ガルシアに初球を右翼への先制ソロとされた。2回は2死からナルバエスにレフト前に運ばれたが、アンダーソンは三直で3アウト。その裏、ドジャースは相手の暴投で同点に追いついた。
3回は無死一塁でガルシアはニゴロ。二塁はアウトで、一塁はセーフと判定されるも、チャレンジで判定が覆り併殺で無失点。だが、4回は1死からデルモニコに甘く入ったスライダーを捉えられ、右翼スタンドへのソロ本塁打とされ、勝ち越しを許した。
ドジャースはその裏にヘルナンデスのソロ本塁打ですぐに同点に追いつく。5回を無失点に抑えたダルビッシュだが、6回は先頭アブレイユに速球をレフトスタンドに運ばれ、またしても勝ち越しを許した。昨年のポストシーズンで4本塁打を浴びたダルビッシュだが、1試合3被弾はレギュラーシーズンではキャリアワーストタイ。その後、ピンチを招いたものの、モンカダからこの日初めての三振を奪うなど、2者連続三振でピンチを切り抜けた。
ダルビッシュは7回が始まる前、1度はマウンドで投球練習を行ったものの、ロバーツ監督がマウンドに向かって、1点のリードを許したまま降板となった。
ドジャースは8回にワトソンがソロ本塁打を浴び、痛い追加点を許す。しかし、2点を追う9回に打線が3得点。最後はプイグが劇的なサヨナラ打を放ち、ダルビッシュの黒星も土壇場で消えた。
ダルビッシュはこの日90球を投げてストライクは56球。防御率は3.83となった。2奪三振はメジャー1年目の2012年5月27日のブルージェイズ戦を下回り自己最少だった。
(Full-Count編集部)