MLB機構、交渉決裂した選手会へ声明文発表「とても残念」 強行開催が現実味に
譲渡案提出も交渉決裂した選手会に声明文を発表
MLB機構は13日(日本時間14日)、給与面などで開幕に向け対立する選手会に向け「とても残念に思います。全ての収入を要求していることはフェアではない」と声明文を発表した。
MLB機構は譲渡案として72試合、試合数に応じた70%の給与保証などを提示。だが、選手会側は給与面では100%の日割り、89試合などを要求しており、MLB機構の新提案には応じず交渉は決裂した。
MLB機構のロブ・マンフレッドコミッショナーは選手会と合意できなかった場合は50試合程での“強行開催”を示唆している。話合いに決着がつかない状況の中、この日、MLB機構は公式声明文を発表した。
「MLBは選手会が、MLBが3度連続で選手会に対して提案をしたにもかかわらず、(これ以上)交渉しないことを選んだことをとても残念に思っています。選手会が3月の同意案に基づいて、ファンなしで行われる2020年シーズンのほぼ全ての収入を要求していることは、球団や我々オフィスなどの他の野球に関係する雇用者に対してフェアではありません。
我々は、選手会が(これ以上の交渉を)拒否したことを検証して、オーナーと相談し、どのようにして我々のファンに野球を再び見せることが出来るか決定します」
MLB機構は3度目の提案でも選手会に合意が得られなかったことに落胆している様子。シーズン開幕に向けた決定権はマンフレッドコミッショナーが持っているだけに、このままいけば“強行開催”が現実味となりそうだ。
(Full-Count編集部)