ダルビッシュ6回3失点、投球練習後に降板 指揮官は「腰の張り」と説明
7回にマウンドに上がった後にトレーナーらと話して降板「念のため予防策」
ドジャースのダルビッシュ有投手は16日(日本時間17日)、本拠地デビュー戦となったホワイトソックス戦で6回8安打1四球3失点で降板した。クオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責3以下)を達成したが、打線が9回に2点をひっくり返して5-4で劇的なサヨナラ勝利を飾り、勝敗はつかず。7回にはマウンドで投球練習を行ってから降板となったが、腰に張りがあったと試合後にデイブ・ロバーツ監督が説明したと米メディアが速報している。
レギュラーシーズンではメジャー自己ワーストタイとなる3本塁打を浴び、自己最少の2奪三振に終わったダルビッシュ。6回の投球を終えると、ベンチでロバーツ監督と話し込む姿も見られた。そして、7回はマウンドに上がって投球練習を行ったものの、トレーナーとロバーツ監督と話してから降板。2番手モローが登板した。
MLB公式サイトのジョシュア・ソーントン記者は試合後、ツイッターで「ユウ・ダルビッシュは素晴らしかった。しかし、6回の後、腰に張りがあったため念のため予防策を講じたとデーブ・ロバーツ監督は(試合後に)語った」とレポート。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」のペドラ・モウラ記者も「6回の後、ユウ・ダルビッシュは腰に張りがあったとデーブ・ロバーツ監督は語った」と報告した。
ドジャースは8回にワトソンがソロ本塁打を浴び、痛い追加点を許したが、2点を追う9回に打線が3得点。最後はプイグが劇的なサヨナラ打を放ち、4連勝を飾った。ダルビッシュの力投は、結果的に勝利につながった。ロバーツ監督も試合直後、テレビのインタビューで「素晴らしい見事なチームワークで勝てた」と話し、「ダルビッシュは本調子ではなかったが、彼のベストのピッチングをしてくれた。ホームでたくさんのファンの中でいい経験だったと思う」と評価していた。
ダルビッシュはこの日90球を投げてストライクは56球。防御率は3.83となった。2奪三振はメジャー自己最少だった。
(Full-Count編集部)