家探しのダルビッシュにロバーツ監督が助言「渋滞を頭に入れておいた方が」
順調なら車で30分の距離が、渋滞で1時間以上掛かることも
ドジャースにトレード移籍したダルビッシュ有投手が、ロサンゼルスで家探しを始め、ロバーツ監督が住んだ経験がある人にしか分からない貴重なアドバイスを送ったという。地元紙「LAタイムズ」電子版が伝えている。
本拠地での6連戦を終えたドジャースは、17日(日本時間18日)に次の遠征地デトロイトに移動し、翌日から始まる3連戦に備えた。だが、ロサンゼルスで滞在する家を探すために、球団はダルビッシュに1日“特別休暇”を与えたという。これまでは、他のトレード移籍した選手同様、球団が用意したホテルに滞在していたようだ。
18日(同19日)の試合前に囲み会見に応じたロバーツ監督は、ダルビッシュにどんなアドバイスを送ったのか聞かれると、笑いながら「渋滞を頭に入れておいた方がいいと言ったよ」と話したという。
ロサンゼルスと言えば、主な交通手段は車だ。公共の交通機関も存在するが、日本ほどシステムは整っておらず。一家に一台は当たり前で、複数台を所有している家も多い。ロサンゼルス広域には片側3車線以上ある大きな高速道路が縦横無尽に走っているが、朝夕の通勤ラッシュ時には大渋滞が起こり、普段の2~3倍の時間を要する。
明らかに自身も渋滞に悩まされた経験を持つロバーツ監督は「通勤の流れと逆を行くように言ったんだ。聞く耳を持つかどうかは、分からないけどね」と、“金言”を授けたことを明かした。
親切心から生まれたアドバイスだろうが、同時に渋滞のストレスが試合でのパフォーマンスに影響を与えないようにという指揮官としての願いも込められていたのかもしれない。
(Full-Count編集部)