ホエールズ大好き少年が応援番組MCに…俳優・今井翼の貫き通した地元愛
きっかけは斎藤明雄氏と屋鋪要氏のサイン会、今年からTBSテレビ「Oh!ベイスターズ2020」の番組MCに
【野球を好きになった日25】
いよいよ19日に、2020年の日本プロ野球が開幕する。Full-Countでは選手や文化人、タレントら野球を心から愛し、一日でも早く蔓延する新型コロナウイルス感染の事態の収束を願う方々を取材。野球愛、原点の思い出をファンの皆さんと共感してもらう企画、題して「私が野球を好きになった日」を連載してきた。開幕前、最後を飾るのは大洋時代からの横浜ファン、俳優・タレントの今井翼さん。今年からTBSテレビ「Oh!ベイスターズ2020」(毎週金曜日・深夜2時55分~)の番組MCになった今井さんに地元球団への愛着を語ってもらった。
幼い頃に見た原風景がある。神奈川・平塚球場(現・バッティングパレス相石スタジアムひらつか)で今井さんは祖父がスコアボードのネームプレートを書く仕事をしていた。その関係で、同球場で行われていた大洋ホエールズのファームの試合によく足を運んでいた。
「最初は、おじいちゃんの影響で、野球が好きになりました。父親と母親とキャッチボールをしたり、後に少年野球チームに入りました。平塚球場でのファームの試合には入団したばかりの谷繁元信さん、(デニー)友利さんらが出場していたのを覚えています」
同級生とカラーバットとゴムボールを使って野球をする少年だった。大好きだった大洋ホエールズの打者や、中日の主砲だった落合博満氏の神主打法をマネしたり……。どこにでもいる野球少年だった。
小学校低学年の頃、母親に連れて行ってもらった選手のサイン会も忘れられない思い出のひとつ。地元・藤沢市のショッピングモールにヒゲがトレードマークの斎藤明雄投手と、屋鋪要外野手が来場した。
「会ってサインをもらえたということが、ファンになる大きなきっかけでした。子供の頃、プロ野球選手は身近ではないですし、今は仕事でこうやって接する機会いただいていますけど、純粋な気持ちの中で、プロ野球選手に会えた感動っていうのはすごく覚えています」