広島・鈴木誠也は「最も万能な打者」、ボーアは阪神打線の“鍵” 米メディアが見るNPB
米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が日本のプロ野球開幕に注目
台湾、韓国に続き日本のプロ野球もいよいよ19日に開幕する。メジャー選手らも多く在籍するNPBを米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」が注目し各球団の歴史、注目選手らを紹介している。
試合数が120試合、選手登録枠の増加、無観客試合など特別なシーズンとしてスタートするNPBに米国も注目している。「ジ・アスレチック」は「日本の野球が開幕目前」とのタイトルで12球団を紹介している。まずはセ・リーグの寸評から見ていこう。
○巨人
メジャーリーグの球団で例えるなら伝統ある「ヤンキース」と表現しており、歴史的選手としては王貞治氏の名前を挙げ「アメリカで1番有名な日本人選手」と紹介。松井秀喜氏、クロマティー氏らメジャーでも活躍した選手が在籍していること伝えている。
○DeNA
ラミレス監督がNPBでは外国人助っ人として初めて2000本安打を達成。大洋時代を含めても「筒香、ブラッグス、ジム・トレーシー、レオン・リー、大家、佐々木、斉藤隆らもプレーした」と紹介。現在のエース・今永については「将来的にMLBに挑戦する可能性があると注目すべき選手だ」と評価している。
○阪神
メジャーリーグの球団に例えるなら「レッドソックス」と表現。日本で最も有名な球場「甲子園」を本拠地にしていることを言及し、近年は外国人選手が苦戦していることを挙げ「新加入のジャスティン・ボーアには多くの期待が寄せられるだろう」としている。
○広島
黒田、前田、高橋健らが所属した球団、そして歴史的な選手に衣笠祥雄氏を挙げ「サチオ・キヌガサは日本の鉄人だった。広島で2215試合連続出場を果たした」と紹介。日本の4番としても活躍する鈴木には「日本で最も万能な打者かもしれない」と指摘している。
○中日
米国では映画「ミスター・ベースボール」で登場する球団として認知されていることを言及し「アメリカでは恐らく(中日について)一番知られていることだろう」と伝えている。歴史的な選手としてはアロンゾ・パウエル、福留(現阪神)らを紹介している。
○ヤクルト
山田哲人の名前を挙げ、過去5年間で4度30本塁打&30盗塁以上を記録していることを紹介。歴史的な選手としては日本でシーズン最多の60本塁打を放ち記録を作ったバレンティン(現ソフトバンク)、メジャーでも活躍した石井一久、岩村明憲らの名前を挙げている。
(Full-Count編集部)