西武ルーキー源田、幼少期の意外な夢 憧れはJリーガー、小坂氏、イチロー!?

「動体視力が養われると思う」と話す源田壮亮【写真:篠崎有理枝】
「動体視力が養われると思う」と話す源田壮亮【写真:篠崎有理枝】

リーグトップの29盗塁、好調西武を支えるルーキーがタイムカプセルに書いたのは…

 開幕から全試合フルイニング出場を続け、21日現在、リーグ2位の29盗塁をマークするなどの活躍で、パ・リーグ新人王最有力候補の呼び声も高い埼玉西武ライオンズの源田壮亮内野手。俊足を生かした走塁と、持ち味の華麗な守備は、夏休みに球場を訪れる子供たちの憧れにもなっていることだろう。

 源田も子供の頃は野球少年だったのだろうと思っていたが、本人に話を聞いてみると「サッカーばかりやっていて、将来はJリーガーになりたかった」と意外な答えが返ってきた。

「幼稚園の時に埋めたタイムカプセルを小学校高学年になって開けたら、将来の夢が書いてあったんですけど、きれいな大人の字で『プロ野球選手』って書いてありました。でも、その下に子供の字で『Jリーガー』って書いてあって。たぶんそれが僕が書いたものだと思います」

 きれいな大人の字は誰が書いたものかわからないそうだが、小学生の時に地元のソフトボールチームに所属してからは「プロ野球選手」が将来の夢になった。遊撃手になってからは、小坂誠氏(元ロッテ・巨人・楽天、現巨人二軍守備走塁コーチ)に憧れ、映像を見て勉強していたものの、子供の頃に好きだったのはイチローで「振り子打法を真似していました」と当時を振り返る。

 好きなチームは特になかった。ただ、家では巨人ファンの父の影響で、巨人戦ばかり見ていたという。

「お父さんとはよくキャッチボールもしました。でも、中学生くらいから僕のボールを捕るのが怖いって言って、やってくれなくなりました」

 子供の頃から足も速かったそうで、俊足と送球の速さは当時からその片鱗を見せていた。

「寮では寝るだけです。試合が終わって、ご飯を食べて、寝ています」

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