殿堂捕手ロッテ伊東監督が広陵中村を大絶賛「他のポジションでも成功する」
中村の潜在能力の高さに注目「キャッチャーらしくない、将来楽しみな逸材」
1大会個人最多本塁打記録をマークした広陵・中村奨成捕手をロッテ伊東監督が大絶賛した。
今夏の甲子園を沸かせている中村は、22日に準決勝の天理戦でバックスクリーンへの2ランを含む2本塁打を放ち、清原和博(PL学園)が1985年に記録した1大会5本塁打を32年ぶりに破る大会6号を記録した。
今季限りでの退任が決まっている伊東監督は、10月のドラフトは直接関係ないが、同じ捕手だけに注目度は高い。「(捕手として)走れるし、動ける。二塁へのスローイングを見たが、手首の使い方、肘の使い方が柔らかい。他のポジションでも成功する。身体がしなやか。キャッチャーじゃ珍しい」と、中村の潜在能力の高さに目を奪われていた。
殿堂入り捕手が「僕よりはるかに上でしょう」とは、いささか褒めすぎかもしれないが、現役時代に134盗塁を記録した走れる捕手の目には「キャッチャーらしくない、将来楽しみな逸材」と映っていた。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)