西武自慢の“山賊打線”沈黙… 辻監督「ヒット1本でも出れば気持ちが変わる」
日本ハム5投手のリレーが幻惑、2回に飛び出た外崎ソロの1点のみ
■日本ハム 2-1 西武(20日・メットライフ)
パ・リーグ3連覇を狙う西武は20日、メットライフドームで行われたの日本ハム戦で自慢の“山賊打線”が沈黙。1-2で敗れ、開幕2連勝とはいかなかった。プロ2年目の先発・松本は6回1/3、3安打2失点と好投したが、打線は日本ハムの5投手によるリレーに幻惑され、2回に飛び出した外崎の今季初安打となる1号ソロの1点のみ。結果的には4回1死一、二塁で中田に右翼フェンス直撃の2点適時二塁打を浴びたのが“致命傷”になった。
4安打3得点で勝った前日19日の開幕戦に続き山賊打線らしい爆発力が見られなかったが、辻発彦監督は「まだ2試合ですから。相手投手あってのこと。今日はうまく攻められた。これからまだ長い戦いがあるので、調子を上げていってくれればいい。選手は開幕3連戦でヒットが1本でも出れば、気持ちが変わってくるものです」と静観する姿勢を示した。
カード勝ち越しがかかる21日は3年目のアンダースロー、與座海人(よざ・かいと)投手がプロ初登板を先発で飾る。辻監督は「いける所まで。自分の持ち味通り、どんどん攻めて、怖がらずにストライク先行でいってくれれば」と期待を込めた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)