【球界名場面番外編】鬼才バウアーが驚異の188キロ! 「チャップマンが軟投派に見える」
硬式球より軽いボールを助走をつけて投げ込む練習で、驚異の球速を叩き出した
2015年から4年連続で2桁勝利を挙げた現レッズのトレバー・バウアー投手。過去には2018年オフのトレーニングで驚愕の188キロを計時したことが話題になった。
MLB公式サイトの動画コーナー「Cut4」は「強度の高いトレーニングの中で、トレバー・バウアーが116.9マイル(約188キロ)の球を投げる姿を見よ!」との見出しでこのときの映像を公開。動画には5オンス(約141.7グラム)のメジャー公式球より軽い3オンス(約85グラム)のボールを用い、ネットに向かって助走をつけて力いっぱい投げ込むトレーニングで、驚愕の球速を叩き出すバウアーの様子が収められている。
米全国紙「USAトゥデイ」のスポーツコーナー「フォア・ザ・ウィン」は、当時「トレバー・バウアーがオフシーズンのあり得ないトレーニング中に116.9マイル(約188キロ)の球を投げた」と紹介。記事では、先発登板当日にファウルボール間の遠投を行う珍しいルーティーンを紹介しつつ「彼のオフシーズンの投球に関する調整がそれと同じくらいクレイジーであっても、驚くべきではない。とは言え、なんてことだ。バウアーはキャノンを装備している」と驚きとともに伝えた。また、米人気スポーツ誌「スポーツイラストレイテッド」も「トレバー・バウアーはアロルディス・チャップマンを(軟投派の名投手である)ジェイミー・モイヤーかのように見せる術を発見した」と鬼才右腕の剛速球を表現した。
2017年1月にはホワイトソックスの超有望株であったマイケル・コペックが同じトレーニングで110マイル(約177キロ)を記録。公式記録ではないとはいえ、その剛速球には目を奪われるばかりだ。
(Full-Count編集部)