DeNAが完封リレーで5連勝 苦手阪神に快勝、ラミレス監督は今永称賛「素晴らしい投球」
今永は8回無失点「最初から最後まで本当にいいピッチングをしてくれた」
■DeNA 6-0 阪神(26日・横浜)
DeNAは26日、完封リレーで阪神に勝利し、5連勝を飾った。先発の今永が8回無失点の好投で今季初勝利をマーク。アレックス・ラミレス監督は「相手の西もいい投球でタフな試合になったが、最初から最後まで本当にいいピッチングをしてくれた」と、ともに開幕投手を務めたエース対決に勝利した左腕に感謝した。
7回までは両先発が好投し、1点を争う好ゲームとなった。DeNAは6回まで毎回安打を記録したが、得点は5回の宮崎のソロの1点のみだった。西勇が降板した8回に阪神2番手の小川からオースティンの2ランなど6安打を集中し、5点を奪って試合を決めた。
8回まで無失点だった今永は点差が広がったことで降板。9回のマウンドはパットンに譲った。今永は「9回も投げるつもりだった」と試合後に話したが、指揮官は「1点差のままでも今永は交代していた。それまで素晴らしい投球だったし、あれ以上、無理をさせる必要はないと思った」と予定通りの交代だったことを明かした。
昨季8勝16敗1分と大きく負け越した阪神に今季最初の試合で投打が噛み合っての快勝だった。ラミレス監督は「昨年だけでなく、ここ4年間はタイガースに負け続けている。今日はとりあえず勝利を味わいたい」と安堵したが、「大事なのはここでストップせず、これから勝っていくこと。1勝ぐらいではタイガースはまだ分がいいと思っているはずなので、明日が重要になる」とさらなる連勝を誓った。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)