開幕投手指名の日本ハム・大谷、楽天打線を“生チェック”「雰囲気つかめた」

開幕カード前哨戦で相手の新戦力を“生チェック”

 自身初の開幕投手に指名された日本ハムの大谷翔平が、オープン戦初戦となった21日の楽天戦に「5番・DH」で出場。4打数1安打と打撃でまずまずのスタートを切る一方、開幕戦(3月27日・札幌ドーム)の相手となる楽天打線をしっかりと研究した。

 DHでの出場だったため、相手の攻撃中にはベンチから打線を見ていた右腕は試合後、「何となく雰囲気はつかめました」と明かした。ギャビー・サンチェス、ゼラス・ウィーラーと楽天がメジャーから補強した助っ人も出場しており「新外国人の選手は見られたかな」と“生チェック”の収穫はあったようだ。

 日本ハムの栗山英樹監督は、大谷に開幕投手を任せることを20日に発表。本人にも伝えたことを明かしていた。

 打撃では、同点の6回にチャンスで凡退したが、1点を追う9回には先頭でセンター前ヒット。その後、岡のタイムリーツーベースが飛び出し、日本ハムが2ー2の同点に持ち込んだ。

「変化球にはりながら、ストレートに反応できた」と“今季初安打”に手応えを示す一方、前の打席の凡退については「チャンスで打ちたかった」と反省。栗山監督も「その前(の打席)にちゃんと打ちましょう」と辛口だった。

 二刀流右腕はプロ3年目のシーズンに向けて着々と準備を進めている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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