今季渡米が絶望的なパイレーツ姜正浩がドミニカWLに参加、と地元紙伝える
ハンティントンGM「オフにプレーできる最高レベルの場所」
昨年12月に韓国で飲酒運転をした挙げ句、交通事故を起こし、現場から一時逃走して逮捕された姜正浩(カン・ジョンホ)内野手が、10月からドミニカ共和国で開催されるウインターリーグに参戦する方向で動いていることが分かった。ピッツバーグの地元紙「トリビューン・レビュー」電子版が伝えている。
当初、裁判手続きなどにより韓国国内に滞在していた姜だが、自身3度目の飲酒運転であることなどが影響し、メジャーでプレーするために必要な米国での就労ビザが下りず。パイレーツのハンティントンGMをはじめ、関係者がビザ取得のために尽力しているが、2度とビザが取得できない可能性もあると報じられていた。
そんな中、姜のスキルや体力維持のためにドミニカで開催されるウインターリーグに参戦するようだ。記事によれば、ハンティントンGMは「彼をプレーさせてくれるチームがある」と話し、「オフにプレーできる最高レベルの場所。球速という点では、メジャー投手級の球も見られる」とウインターリーグ参戦の方向で調整していることを認めたという。
現在、姜はソウルに滞在しながらトレーニングを積んでいるが、試合を経験することはできない。今季のメジャー復帰は絶望的だが、来季以降にチームに加わる場合でも、少しでも多くの試合経験を積んでおくことに越したことはない。
ハンティントンGMは姜がドミニカで試合に出場しながら感覚を取り戻し、「もし米国ビザを取ることができたら、来春のキャンプですぐに合流できるようにしてほしい」と語ったそうだ。
姜がウインターリーグに参加することになれば、内陸の街サンティアゴに拠点を置くアギラス・シバエーニャスに所属する見込みだという。これまで手詰まりのように見えた姜を巡る状況が、ようやく進展を見せ始めた。
(Full-Count編集部)