片道5時間かけて来場するファンも…日本ハムが実施するイベントの魅力とは

今夏にも子供向けや学生向けのイベントを開催

 8月19日(土)から20日(日)の2連戦、札幌ドームで6球団横断型共同企画「パ・リーグ 親子ヒーロープロジェクト」の第4弾が行われた。2014年のウルトラマン、2015年の仮面ライダー、昨年の動物戦隊ジュウオウジャーに続き、今年は小学生の男の子を中心に絶大な人気を誇る「コロコロコミック」とのタイアップイベントを実施。夏休み中に行われた子供向けイベントということもあり、この2日間で7万4241人の動員を達成するほどの大盛況となった。

「ファイターズも応援していますが、今日来ようと思ったのはベイブレード大会の開催と、限定レイヤーがもらえるからです」と語ったのは、釧路から約5時間かけて来場したという親子3人。この2日間はベイブレード勝ち抜きバトルに加え、「パ・リーグ親子ヒーロープロジェクト限定 サイキックファントムレイヤー 北海道日本ハムファイターズVer.」や「ためし読みコミック」などが両日計8000名の小学生以下の子供たちに配布された。

 白熱のバトルが繰り広げられていたすぐ横のスペースでは、大人気漫画「ベイブレード バースト」の著者・森多ヒロ先生によるサイン会を開催。サインをもらった直後の女の子に話を聞くと、「(今までは一度もやったことがなかったが)ベイブレードをやってみたいと思い、お父さん、お母さんに連れてきてもらいました。サインがもらえてうれしい」と満面の笑みで語ってくれた。

 コロコロコミックとのタイアップイベントによる集客力もさることながら、北海道日本ハムが仕掛けるイベントに関しても、その集客力には毎度のように驚かされる。この2日間においても、他のイベントも同時に多数開催されており、その中でも注目したいポイントが、子供向けや学生向けのイベントが充実していたという点だ。19日には「アルキタ・シゴトガイドぼくたちのボールパーク2017」、20日には「AMBITIOUS青春フェス」が行われていた。

 前者は毎年恒例となっている子供向けの仕事体験イベントで、カメラマンや場内アナウンス、グラウンドスタッフやグッズスタッフなど、球場内での11種類の職業を体験するというもの。働くことの楽しさや大変さを体験し、将来を考える上で少しでも役立つようにという願いが込められている。

 後者は北海道内の高校吹奏楽部や合唱部、ダンス部等に所属する約500名が、試合開始前のグラウンドで熱いパフォーマンスを披露するという球団初の試みである。全力で部活動に励んでいる高校生による、特別アレンジの「ファイターズ讃歌」は迫力満点で、熱気あふれるパフォーマンスがスタンドまで一直線に届くほど。時間を忘れるように、いつの間にか見入ってしまうほどの魅力を放っていた。

ファイターズ事業統轄本部の橋本拓哉氏が語る思いとは…

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