DeNAラミレス監督「非常に大きい勝利」 天敵に勝ち越し、新4番佐野は9戦連続安打
先発の平良が6回1失点「素晴らしいピッチングをしてくれた」
■DeNA 9-1 阪神(28日・横浜)
DeNAは28日、本拠地・横浜スタジアムでの阪神戦に9-1で快勝した。投打が噛み合い、開幕からのホームゲーム9試合を6勝3敗で終えた。昨季まで苦手としていた天敵相手にカード勝ち越しを決め、ラミレス監督は「今日は重要な試合だった。非常に大きい勝利」と満足そうだった。
先発の平良が初回に1点を奪われたが、その裏すぐに逆転すると、2回以降は終始DeNAのペースで試合が進んだ。指揮官は「昨日のああいう負け方から、今日も初回に先制されたが、すぐに得点して逆転できた。その後は平良が素晴らしいピッチングをしてくれた」と6回1失点で今季初勝利をマークした右腕を称えた。
ロペスが欠場した打線は、初回に4連打が出るなど1番から7番までが安打を記録し、14安打9得点で阪神を圧倒した。好調な選手が多いが、指揮官は「佐野はチャンスに強い」と、初回に同点のタイムリー二塁打を放つなど2安打2打点、開幕から9戦連続安打とした4番の名前を挙げて、賛辞を送った。
ラミレス監督が「いいスタートが切れた」と喜んだ地元での9試合を終え、30日からは2週間を超える長期ロードに入る。指揮官は「これから長いロードに入るが、いつも言っているようにデイ・バイ・デイのベースボールでベストを尽くしてやるだけ。次に帰ってきた時には、スタジアムでファンの皆さんと会えることを楽しみにしている」と、7月から始まる予定の有観客試合を心待ちにしていた。
(大久保泰伸 / Yasunobu Okubo)