「投げているだけ」 ロッテ唐川は5勝目も神妙、美技連発の守備に感謝

ロッテ・唐川侑己【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】
ロッテ・唐川侑己【写真提供:千葉ロッテマリーンズ】

7月8日以来の白星、伊東監督も野手を評価「守りがリズムを作ってくれた」

 ロッテ唐川が29日のオリックス戦で、6回99球を投げて7安打2失点。7月8日のオリックス戦以来となる今季5勝目をあげた。

 8月17日の日本ハム戦(札幌ドーム)で5回6失点(自責5)で降板。18日に登録を抹消され、12日ぶりの先発。初回、先頭の小島に140キロの速球を右中間方向に弾き返されたが、右翼の清田がダイビングキャッチ。2番大城には右中間二塁打を許し、3番吉田正にはあわや一二塁間を破られそうな打球を打たれたが、一塁の猪本がダイビングキャッチと野手が助けた。その裏、角中の犠飛と敵失で2点先制と運も味方した。

 変化球の制球は良かったが、ストレートがシュート回転して甘くなったところでオリックス打線につかまった。それでも、4回にT-岡田に許した26号2ランの2点に抑えた。

「(野手の)守りがリズムを作ってくれた」と伊東監督。3回1死一塁では、小島の投ゴロを、併殺を焦って二塁に悪送球とお粗末なプレーも見せたただけに、お立ち台ではバックに感謝の言葉しか出ず「僕が頑張ったというより、野手のおかげ。エラーもしたし、守りが凄くよかったので、(僕は)投げているだけ。次勝てるように頑張ります」と神妙だった。

(細野能功 / Yoshinori Hosono)

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