侍U18代表、カナダで初練習 中村は「清宮のアドバイス」で一塁の練習も
一部の道具届かないハプニング、清宮は「時差ボケない」
先週から千葉県にて合宿を行っていたU-18(18歳以下)日本代表チームは28日にU-18ワールドカップが行われるカナダに向けて羽田空港を出発。約14時間のフライトで現地29日未明にサンダーベイ国際空港に到着した。バット、キャッチャー道具などチームの荷物の一部がロストバゲッジに遭い、練習に多少の影響はあったが、現地での初練習は好天にも恵まれ、約2時間半、体を動かした。
主将の清宮幸太郎(早稲田実)は「(長旅の)影響はないです。自分は飛行機では映画をずっと見ていてほとんど寝ませんでしたが、(トロントからの)国内線では寝て、ホテルでもしっかり寝られました。時差ボケもないです」と万全をアピールした。
なお、初の海外という中村奨成(広陵)は初めてづくしの経験ばかりだった。「(道具が届かず)やっぱりキャッチャー道具をつけないと落ち着かないところはあります。今日はファーストの守備練習もしました。古賀(悠斗、福岡大大濠)がマスクを被る時は自分もそういう風に試合に出ることがあるので。一塁手の経験? 高校でもやっていましたし、未経験ではないです。ファーストミットは安田に借りました。すごく使いやすいです」とニッコリ。夏の甲子園決勝進出のため合宿途中からの参加だったが、チームにもすっかり溶け込んでいる様子だ。
「ファーストの練習で清宮にアドバイスをもらったりしています。携帯電話を持っていないので、仲間に携帯電話を借りて動画を見たりしています」と仲間との親睦も深められているようだ。
チームは明日30日(日本時間31日)に午前、午後と練習を行い、9月1日の開幕に備える。
(沢井史 / Fumi Sawai)